会議室にアクリルパーテーションは効果がある?お手入れ方法も解説
貸し会議室では、あらゆる新型コロナ対策をしています。アクリルパーテーションの設置もその一つ。
アクリルパーテーションなら講師がマスクをしないで話せるので言葉がくぐもらず、表情もわかるというメリットがあります。
しかしアクリルパーテーションは効果があるのでしょうか?また効果のある利用の仕方を紹介します。
自社の会議室にも利用したい方のためにアクリルパーテーションのお手入れ方法もお伝えしますので参考にしてください。
パーテーションの素材はいろいろ
パーテーションは人と人の間に置いて飛沫感染を予防するために利用する透明な板状のアイテムです。
アクリル板以外にPETや防炎ビニールシートも利用されています。防炎ビニールシートはコンビニエンスストアのレジなどで利用されているのを見たことがあるのではないでしょうか?
PETはプラスチックでアクリル板と比較すると柔らかな素材です。重量もアクリル板より軽いので移動しやすく、割れにくいという特徴を持ちます。透明度はほとんど変わりません。
しかしアクリル板は、硬度があり高級感があります。そのため銀行などの窓口では、ほとんどアクリルパーテーションが利用されています。
値段も安い順に、防炎ビニールシート、PET、アクリル板の順です。
また透明である必要がないシーン。例えば会議や研修、セミナーではなく個別に仕事をしている場所ではスチールのパーテーションも丈夫で安価なためよく利用されます。
アクリルパーテーションは効果があるの?
実際のところアクリルパーテーションに新型コロナ感染を阻止する効果があるのでしょうか?
この疑問に答えている朝日新聞社が作成したビデオがあります。
このビデオによると、強い口調での会話では1分間で3万5千個もの飛沫が飛びます。また2回咳をするだけで5万個もの飛沫が落下することなく、飛び散ります。
ビデオではパーテーションがある場合とない場合の相手への影響をビジュアル化しています。
床から140cmの高さのパーテーションを利用すると相手にはほどんど届きませんが、床から120cmならパーテーションを超えて広がってしまいます。
これは腰掛けた状態で利用した場合です。顔の高さを考えてパーテーションを設置することが大切なポイントです。
アクリルパーテーションのお手入れ方法
アクリルパーテーションは透明でガラスのように見えるため、窓ガラスの掃除と同じようなお手入れをしてしまう人も多いようです。
しかしアクリルパーテーションはガラスとは異なります。
アルコールやエタノール、シンナー、ベンジン、ガラスクリーナー、静電気クリーナーを利用して掃除をするとヒビが入ってしまう可能性があるので注意が必要です。
掃除に利用する溶剤に、アルコールやエタノール、シンナー、ベンジンなどが含まれていないかを確認してください。
また乾いたタオルで強くこすると傷がついてしまいます。
汚れがついてしまったときは、中性洗剤を水で薄めて柔らかい布で軽く落としてください。
またアクリルパーテーション専用洗剤も販売されています。環境にやさしい電解水クリーナーを利用しているので、人体への影響も低減されて安心なクリーナーです。
アルコールを使わないと心配と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、中性洗剤でも十分コロナ対策になります。
アクリルパーテーションを利用して会議や研修、セミナーを
アクリルパーテーションについて紹介しました。
アクリル以外にもPETや防炎ビニールシートぼパーテーションが販売されています。予算や用途に合わせて利用してください。
ただ会社説明会や取引先の方が参加する会議、セミナーは高級感のあるアクリルパーテーションがおすすめです。
利用する際は、パーテーションの高さをしっかり確認してください。