今更聞けない?貸し会議室を利用する際の目的別レイアウト例5選
コロナ禍以前より貸し会議室を利用していた、という企業もあるかと思いますが、新型コロナ感染症対策のために「初めて貸し会議室を利用する」「これからのイベントでは、貸し会議室の利用を検討している」といった企業も多いかもしれませんね。
そういった企業であれば、どんな使用用途のときに、どんなレイアウトを選べば良いのか、そもそもどんなレイアウト例があるのかよくわからない……という場合もあるでしょう。また、コロナ対策として「ソーシャルディスタンスレイアウト」という新しいレイアウトも登場しています。
そこで今回は、目的に合わせた貸し会議室におけるレイアウト例を5選ピックアップしました。参加者の人数や使用用途によって相応しいレイアウトは変わってきますし、会場によっては対応しているレイアウト内容も異なってくるので、貸し会議室を選ぶ前にある程度レイアウトをどのようにするか、想定しておくのがおすすめですよ。ぜひ今回のレイアウト例5選を参考にしてみてくださいね!
レイアアウト例その① スクール型
画像出典:MEETING SPACE AP横浜
最もポピュラーなレイアウトともいえるのがこのスクール型。その名の通り学校のようにテーブルや椅子が、会議室の前方のプロジェクターや演台の方を向くように配置されているのがポイントです。テーブルがあるので、パンフレットや冊子などを置くことも可能ですし、参加者がメモを取ったり、何か記入してもらうということもできますね!
このレイアウトでは、演台に立つ演説者や発言者の方へ集中して注目が集まることがメリットといえ、セミナーや講演会、研修などの使用用途に適したレイアウトといえるでしょう。逆に参加者同士で議論を行うなどは難しい配置となるため、意見交換やディスカッションなどが必要となってくる内容であれば、別のレイアウトの方が相応しいといえるかもしれません。
レイアウト例その②シアター型
画像出典:品川フロントビル会議室
続いては映画館の座席のようなレイアウト方式であるシアター型。シアター型もスクール型と同じように、会議室の前方に向かうような形で座席を配置させるレイアウトとなりますが、違いはテーブルの配置がないこと。演台に上がる発言者への注目が集まるレイアウトとなりますが、テーブルがないため冊子を置いたり何かを書いたりするのは難しい配置となります。
このことから、記入したりする必要のない入社式などの式典、発表会、講演会などの用途に使われることが多いレイアウトとなります。テーブルを置かない分、スペースが確保できるため、より多くの参加者がいる場合もたくさんの椅子を配置することが可能です。式典などでは多くの参加者が着席するため、このシアター型なら使い勝手が良さそうですね!
レイアウト例その③ロの字型
画像出典:FUKURACIA 丸の内オアゾ
次はロの字型のレイアアウト例です。この配置は、テーブルを四角く配置し、「ロ」の字を描くようにした周りに椅子を配置するようなレイアウト。自社内の会議室もこのレイアウトを採用している、という企業も多いのではないでしょうか?特徴としては、参加者全員の顔をそれぞれが見渡せること、適度な距離感があるためしっかりとした形式を取りながらも意見交換しやすいことなどが挙げられます。
こちらの配置方法は、重要な会議や打ち合わせなどに採用されることが多いレイアウトといえるでしょう。真ん中に空白ができるため、デッドスペースができがちなのがデメリットといえるかもしれませんが、部屋の広さや用途によってはこの空白を無くすように配置することができる場合もありますよ。
レイアウト例その④コの字型
画像出典:office TOKYO
こちらのレイアウト方法はカタカナの「コ」の字を書くようにテーブルを配置し、その周りに椅子を置くようなレイアウト方法。「コ」の隙間が空いている部分に演台やプロジェクターを配置することの多いレイアウトとなります。この場合、参加者全員からプロジェクターなどが見やすく、全員が同じものを見ながら会議や発表などに参加することができます。
このコの字型レイアウトは、通常の会議や打ち合わせにはもちろん、社内報告会やプレゼン、発表会などに最適なレイアウトといえるでしょう。デメリットとしては、プロジェクターや演台を置くスペースの関係上、ロの字型レイアウトよりもデッドスペースが大きくなってしまうこと。ある程度広さのある会議室であれば、問題なく配置することができるでしょう。
レイアウト例その⑤島型
画像出典:大崎ブライトコアホール
最後のレイアウト例は島型です。結婚式やパーティーなどでもよく見かけるこのレイアウトは、2対2や3対3などで対面を作るような形をいくつもの「島」のように複数配置するレイアウト。配置する人数やテーブルの形などによっても印象を変えることも可能ですよ。
同じ島の参加者同士の距離感が近く、積極的に議論したり意見交換をするようなイベントに最適です。規模の大きくない会議や打ち合わせはもちろん、グループによるディスカッションが活発にできることから、研修などにも使用されるレイアウトとなります。
デメリットとしては、会議全体の流れがまとまりにくかったり、ほかの島での話の内容が入ってこないなどが挙げられるでしょう。その場合は司会や進行役を置くなどすると良いでしょう◎
番外編 ソーシャルディスタンスレイアウト
画像出典:MEETING SPACE AP
こちらは番外編ですが、ソーシャルディスタンスレイアウトをご紹介します。昨今、新型コロナ感染症の流行とともに、貸し会議室の利用においても感染症対策は必須となってきました。しかしながら島型やスクール型などといった、これまでにもあったレイアウト方法でも、椅子やテーブルの配置を工夫するなどしてソーシャルディスタンスを保ったレイアウトとすることができるんですよ。
島型では椅子を互い違いに配置し、目の前に人が座らないよう対面にならない工夫をすることができます。また、それぞれのテーブルにパーテーションを設置したり、スクール型でのレイアウトにおいても椅子の間隔を広めに取ることで、十分なソーシャルディスタンスを確保できそうですね。
こういったソーシャルディスタンスに対応したレイアウトを行う場合、これまでよりも広めの部屋を用意する必要があります。しかしながら、感染症対策をしっかり行なった上でイベントを開催すれば、参加者も安心して出席することができますし、イベントに集中して臨んでもらえることでしょう◎
用途にピッタリの会議室でスムーズなイベントを!
「スクール型ってどんな用途に使用できる?」「島型ってどんなレイアウトだっけ……?」と今更ちょっと聞きにくいレイアウトの種類について、いくつかご紹介してきました。用途や参加者の人数にピッタリ合った貸し会議室を用意することは、イベントの成功を左右する大切なポイントです。さらにソーシャルディスタンスを意識したレイアウトができれば、なお良いですよね!
ここの紹介した以外にも、特殊なレイアウトに対応している貸し会議室もあるので、この5つのレイアウトをベースに、イベントの目的に合わせて会場側と相談してみるのも良いでしょう。用途にピッタリのレイアウトで、貸し会議室でのイベントをスムーズに開催できるようにしたいですね!