入社式はリアルに回帰!会社側の挨拶の基本とポイントを解説
コロナ禍でオンライン化していた入社式も、今回のマスク解禁などからリアルに回帰するという企業も一気に増えそうな今年。そんな中、会社側の多くの人が入社式の挨拶の内容について悩んでいるかもしれません。入社式の挨拶は、社会人になるための切り替えを促し、同時に組織への帰属意識を高めるために重要です。効果や作成のポイント、例文を理解していれば、より深いメッセージを伝えることができます。この記事では、入社式の挨拶の役割や効果、基本とポイントについて紹介します。
入社式の挨拶が持つ意味は?
入社式の挨拶は、新しい社員が会社に入社した際に気持ちの切り替えを促し、歓迎する役割を担います。新入社員は、挨拶を聞くことで仕事に対するモチベーションを高め、企業の文化や雰囲気を実感することができます。この式の場では、新入社員に伝えたい重要なことや祝福の気持ちを、メンバー全員に直接話すことができるでしょう。また、組織に帰属する意識を高めるために、内容についてよく検討して話すことが重要です。
効果的な挨拶をするメリット
入社式で挨拶をするなら、ちょっとした工夫を入れ込むことで、効果的な挨拶文とすることができます。
入社式で効果的な挨拶をすることで、次のようなメリットがあります。
学生から社会人になったという自覚を促す
入社式の挨拶は、学生から社会人への移行を意識させる役割があります。最初の挨拶を聞くことで、企業がどのような目的や意図を持って活動しているかを実感し、深い理解につながることができるでしょう。また、式典という厳かな場を用意することで、社会人としての自覚や責任感を芽生えさせ、モチベーションを高める効果も期待できます。
会社の一員となったという自覚を持ってもらう
入社式では、企業や事業の紹介、代表取締役の挨拶、新入社員代表の発言などがあります。社長や役員、ほかの社員から祝福の言葉を受けることで、組織への貢献欲や帰属意識が高まると考えられます。挨拶の内容や式典の項目を工夫することで、新入社員やほかの社員が「入社してよかった」と思えるような意欲を喚起することができるでしょう。
入社式で伝えるべき基本の内容
入社式での挨拶の効果を最大化するためには、新入社員のモチベーションを高めるための内容を検討し、その内容に基づいて挨拶を行うことが重要です。具体的に、会社側が入社式で伝えるべき基本の内容は次の通りです。
- 新入社員を歓迎する言葉
- 企業の価値観・ビジョン
- 社会人としてのマナーやルール
- 前向きにチャレンジしてもらう激励
- 期待していること
入社式の挨拶で押さえておきたいポイント
しっかりと新入社員にとって印象に残る挨拶とするには、次のポイントを抑えるようにしましょう
- だらだら長く話さない
- 挨拶の構成に注意する
学生時代、学校の先生の話がだらだらと長く、聞いてなかった…という経験がある方も多いのではないでしょうか?入社式の挨拶では、新入社員に伝えたいことや個人的な思いを含めると、多くの話題が浮かんでくることがあります。 しかし、話が長すぎると聞いている側は退屈してしまうため、大切なポイントを絞り込み、一つひとつの内容を質の高いものにすることが重要です。
また、話を印象的にするには、起承転結を意識することが重要です。特に、話の「結」の部分は、簡潔にまとめることで、聞き手に印象を残すことができます。しかし、自分で作成した挨拶を客観的に評価するのは難しいことがあります。その場合は、作成した挨拶を周囲の社員に見せ、意見を聞いてみることをおすすめします。自分だけで作成した挨拶では、主観的な視点が強くなってしまうことがあるため、第三者からの意見を取り入れることで、より効果的な挨拶になるでしょう。
まとめ
入社式では、新入社員も緊張しているかと思いますが、挨拶をする会社側の担当者も緊張するもの。事前に効果的な挨拶を準備し、新入社員にとって印象に残るメッセージを伝えられるようにしましょう。