参加者が満足するワークショップとは?開催するメリットとセミナーとの違い
ワークショップとは、セミナーとどのように違うのでしょうか。ワークショップとは何か、そしてワークショップを開催することのメリットを解説します。セミナーを開催している方はワークショップを取り入れるヒントも紹介しますから参考にしてください。
ワークショップとは?
ワークショップは英語で”workshop”です。workshopは、修理や制作をする場である作業場や工房という意味のほか、研究集会という意味をもちます。ワークショップは、参加者が参加するタイプの講習会という意味で使われるようになりました。
1980年ごろから盛んに使われるようになった言葉ですが、当時は主にダンスや演劇の講習会でした。現在ではあらゆる分野でのワークショップが開催されています。
セミナーとの違いは、参加型という点です。セミナーの場合は、一方的に講師の話を聞くという学校の授業のような形をとりますが、ワークショップの場合は受講者が能動的に参加します。
セミナーにワークショップを取り入れる
ワークショップというとダンスやヨガ、ものづくり系のものが主流で、セミナーをされている方はワークショップを取り入れることは難しいとお考えの方も多いでしょう。しかし、セミナーのテーマに関連したワークショップをすることが可能です。
例えばコミュニケーションの取り方のセミナーを行なっている方なら、コミュニケーションを取る際に上がらない方法を教えるワークショップはいかがでしょうか。また、環境問題を取り上げるセミナーなら使い終わった揚げ油を利用した石鹸づくりのワークショップなど、関連したものづくりのワークショップが興味を持たれます。
ワークショップをするメリット
ワークショップを企画するメリットはたくさんあります。
サービスや製品のアピールができる
新商品を販売する場合に関連ワークショップをして、その商品を利用するアクティビティをすると商品紹介が可能です。実際に触って使うことで欲しいという気持ちを呼び起せます。また具体的にどのように使うものなのかがわかり、アピールしやすいこともメリットです。
ヨガ教室などの場合も、体験クラスなら無料で提供しなくてはいけませんし、興味があっても勧誘されそうで参加しない人もいるでしょう。その点、単独でワークショップとして開催すると有料ですから、かなり興味を持っている人の参加が期待できます。
ヨガやダンスの楽しさを体験してもらえると、普段のクラスへの参加の可能性が高まります。
参加者が能動的に参加する
ただ講義を聞いているだけのセミナーとは異なり、ワークショップは自分自身でも当事者としての参加が必須です。興味のあるなしがわかり、参加者の中から次のワークショップへの参加を示唆する人が可視化されます。
また能動的に参加することで楽しく過ごせ、次回の参加にも繋がります。特に初心者が中心の講座の場合、興味をもち続けさせることは至難の技です。実際に体験できる時間を作ることで興味が持続します。テーマによっては、全てを参加型にすることは難しいかもしれませんが、部分的にワークショップを取り入れるようにすることをおすすめします。
参加者が質問しやすい
ワークショップは、双方向の参加ですからお互いのコミュニケーションが自然にできあがります。そのため、参加者はわからないことや要望があった場合にすぐに講師に質問できます。そのため、参加者が何を考えているのかがわかりやすいこともメリットです。
疑問が出るということは、ワークショップでしていることに対して興味があるということですから、その場で答えることでさらに充実感を感じてもらえます。コミュニケーションが十分にできる可能性が大きく、次のワークショップへの参加の可能性が高いです。
ワークショップを取り入れて楽しいセミナーに
ワークショップを開催することは参加者にとってもメリットがたくさんあります。参加した後の満足感から、次の集客にも結びつく可能性が大きいです。ワークショップには、貸し会議室の選び方も大切。
ワークショップの種類にあった環境の貸し会議室を選んで、楽しいワークショップを企画してください。