面接で「質問はありますか?」と聞かれたら?好印象な質問例10!
新卒や中途採用にかかわらず、採用試験で必ずある面接。最近では、コロナ禍の影響でオンラインでの面接も増えてきています。オンラインでも対面でも、面接は非常に緊張してしまうという人も多いかもしれませんね。
そんな面接で、終盤の方で面接官に必ずと言っていいほど聞かれる「何か質問はありますか?」という質問。いわゆる「逆質問」とも言えるこの質問ですが、一体何を聞けばいいの?と迷ってしまう場合もありますよね。せっかくなら、この逆質問で相手に好印象を与えたいものです。もちろん、聞くべきことを質問するというのは大前提ですが、今回は面接官に好印象を与えられる質問をいくつかピックアップしたので、ぜひ参考にしてみて下さいね◎
なぜ面接官は逆質問するの?
そもそもなぜ面接官は逆質問をするのでしょうか?それにはいくつか理由があります。
①応募者がどれくらい「この会社で働きたい!」という気持ちがあるか、熱意を図りたい
→採用担当も応募者が複数の企業を受けているのではないかと考えています。その場合、自分の会社に対する優先順位や、熱意がどれくらいあるのかなどを図りたいという意図があるんですよ。なので質問があるか聞いたときに「特にありません」などと答えてしまうと、「意欲がない」「優先順位が低い」と捉えられてしまう可能性があります。
②応募者がどれくらいコミュニケーション能力があるのかを知りたい
→逆質問には「何を聞けばいいの?」と迷ってしまう人もいるほど、面接官にいい印象を持ってもらえる質問をするというのは、簡単なことではないんですね。一度面接官が説明したことを再度聞いてしまったり、ホームページに書いてあることを質問してしまうなど、ミスも冒しがち。自らの考えをきちんと述べられるか、事前に調べたことをまとめた上で質問できるかなど、応募者のコミュニケーション能力を図る意図もある、と考えましょう。
③会社と応募者の相性を見たい
→相性がとの程度合うのかを見たいという部分もあります。会社が求めいている人物像と合うのか、もしくは応募者が働きたいと思っている環境がどのようなものなのか、方向性が一致しないと、双方にとって採用が成功とは言えません。これは応募者にとっても言えることで、逆質問をすることで、相手企業が自分の希望に合っているかを確認することもできますよ。
相手に好印象を与えるには?質問例をピックアップ!
「何か質問はありますか?」と聞かれたら、もちろん自分が聞きたいことを聞くのが第一です。ですがこの逆質問で、自分が知りたいと思うことを聞くのと同時に、相手に好印象を与えることも可能なんですよ。下記に一例を挙げてみます。
〇〇という資格を取得しているのですが、お役に立てそうな業務はありますか?
〇〇のスキルを活かせそうなポジションはありますか?
→資格やスキルを持っていることをアピールしつつ、会社での業務へ意欲を見せることができます。ただし、その資格・スキルが実際にその応募先企業と関係がありそうかどうかは事前に調べておく必要があります。全く関係のない資格をアピールしても「うちの業務内容について何も知らないのか?」と思われるの可能性もあります。
私の経歴やスキルをご覧になって、何か不足しているものはありますか?
入社までに習得しておいた方がいいことはありますか?
→どちらも意欲の高さをアピールすることができます。応募先企業に入社したいという熱意と、仕事に対する積極性を示したいときに質問してみるといいでしょう。
前職では毎月ノルマを達成することを目標に掲げ、実際に◯ヶ月連続ノルマを達成いたしました。御社ではどのようなノルマを設定してらっしゃいますか?
〇〇というポジションは、どのような観点で成果を評価してらっしゃいますか?
→ノルマや目標値をどのように設定しているかは気になるところ。ですが「ノルマはありますか?」とストレートに質問してしまうと印象は良くありません。「ノルマを嫌がっている」と受け取られる場合もあります。ノルマを達成する能力や意欲をアピールしつつ、どのようなノルマがあるのか上手に質問しましょう。
御社の〇〇という事業に魅力を感じているのですが、自分は将来的にその事業に関わることはできますでしょうか?
御社の〇〇というポジションを目標としています。どのような成果を出せばそのポジションにチャレンジすることができますか?
→将来に渡って意欲や積極性をアピールするだけでなく、応募先企業の独自の事業やポジションなどについて、よくリサーチをしているという印象を与えることができます。事前の企業研究で、気になる事業やポジションがあれば積極的に質問してみましょう。
御社が中途採用者に期待することはどんなことですか?
中途採用で活躍されている方に何か共通点はありますか?
→中途採用の場合の質問になりますが、採用後いち早く応募先企業の役に立ちたい、活躍したいというアピールにつながります。応募者としても、中途採用後の働き方をイメージするのに役立ちそうですね。さらにはこの質問の前に、その企業の独自の文言(ex.御社は中途採用の方の割合が高いかと思うのですが、御社は◯年前から中途採用を始められたかと思うのですが)などを入れられるとより良いでしょう。
面接はミスマッチを防ぐため。より良い逆質問で相性の良い会社を見極めよう!
面接というと、応募者が面接官に「評価される」場とされがちですが、応募者にとっても相手の企業が自分のキャリアビジョンに合っているかを見極めることができる大切な場。ミスマッチは応募者にとっても応募先企業にとっても望まないものなので、面接や逆質問はそれを防ぐための意味合いもあるんですよ。過度に緊張せずに、自分をうまくアピールできたり、自分の希望や相手企業の要望を明確にできる逆質問を用意しておきましょう!