新入社員必見!ビジネスマナーを身につけよう【席次編】
新社会人として一歩を踏み出す人も多い4月。新入社員研修などがあるという人も多いかもしれませんが、基本的なビジネスマナーは事前に身につけておきたいものですよね。
前回は新入社員になる皆さんに向けて、「ビジネスマナー名刺交換編」をお届けいたしましたが、今回は基本的なビジネスマナーの一つである「ビジネスマナー席次編」をお届けします。
いざそのシチュエーションになった場合に、スマートに振る舞うことができるように事前に学んでおくと良いですよ◎それでは詳しく見ていきましょう!
基本中の基本 上座・下座ってなに?
よく聞く「上座・下座」ですが、しっかりと説明することができるでしょうか?
基本的に会議や接待など、場所やシチュエーションを問わず基本的には同じ条件で適応される「上座・下座」ですが、「出入り口から最も遠い席が上座」「近い席が下座」となります。出入り口が複数ある場合などは、より人通りの少なく窓から景色が見やすい位置の席を上座とするなど、「より良い席に目上の方に座っていただく」という心遣いをベースに臨機応変に対応できるように心がけましょう。
お茶などをお出しする場合も、もちろん上座から順にお出しするようにします。また、席がソファの場合、一人掛けのソファと二人掛けなどの大きいソファでは、大きい方が上座となります。
タクシーや車ではどうなるの?
タクシーなど車に目上の方と乗る場合にはどのような席順となるのでしょうか?これらの場合、運転するのが誰かによって少し変わってきます。
タクシーなどで運転するのが専用の運転手の場合、運転手の後ろ側の席が一番上座となり、それから順に助手席の後ろ側、真ん中と続き、助手席が最も下座となります。
また、その車に乗り込むメンバーのうちの誰かが運転するような場合、助手席が一番上座となり、次に運転席の後ろ側の席、助手席の後ろ側の席、そして真ん中の席が下座ということになります。
どちらの場合にしても、目上の方に「後部座席でよろしいですか?」と一言確認してから乗り込むようにすると、よりスマートな印象となるでしょう。
エレベーターの場合
では、エレベーターの場合はどうでしょうか?やはりこちらも一番奥側が上座となり、操作などが必要な階数パネルの前が下座となります。
この時に、操作パネルの前に乗ろうと目上の方より先にエレベーターに乗り込むのはNG。エレベーターが到着したら、ドアを手で抑えるようにして目上の方に先に乗り込んでいただき、最後に自分が操作パネルの前に乗り込むようにしましょう。もちろん、途中で乗り降りがあるような場合は開閉ボタンの操作を行います。
降りる際は、目上の方々に先に降りていただき、自分は最後に降りるようにします。
訪問先ではどのように座るのが正解?
最後に訪問先ではどのように座るのが正解なのでしょうか?新入社員の皆さんも、新社会人生活が始まりしばらくすると先輩社員や上司などの外回りに同行するというような場面も増えてくるかもしれませんね。そういった場合の振る舞いも、頭に入れておきたいものです。
自信が外回りなどで相手方へ訪問する場合、こちらがお客様という扱いを受けるケースもあるかもしれません。しかしながら上座の方へズカズカと座ってしまうのはNGです。応接室や会議室などに通された後は、相手が現れるまでは下座に座って待つかもしくは立ったままの状態で待つようにしましょう。その後相手方が現れ席を指定された場合、そちらの方へ移るようすると良いですね◎
基本を身につけてスマートな新社会人へ!
今まで触れる機会がなく、身近ではなかったビジネスマナーも、新社会人となれば初めから基本的なことは求められることもあるでしょう。
まずは名刺交換や席次など、ベースを頭に入れておき、先輩社員や上司を手本に少しずつ学んでいけるようにしたいですね!