コミュニケーション能力研修|精神論ではなく実際に活用する能力
コミュニケーション能力を改善する社内での研修が注目されています。社員がコミュニケーション能力を改善すると社員間の関係がスムーズになり、生産性も上がります。また離職率も下がるといわれています。
どのような形でコミュニケーション能力を改善するトレーニングができるのかを解説しますので、貴社でもトライしてはいかがでしょうか。
コミュニケーション能力とは?
人との関係を築いていくために大切な能力です。話すだけではなく、「聴く」ことと「訊く」能力が問われます。コミュニケーション能力がある人とは、次のような人です。
- わかりやすく話す
- 相手をポジティブな気持ちにする
- 相手の話を引き出す
- 相手に共感する
- 的をえた質問で話がはずむ
- ネガティブなことをポジティブに言い換えられる
コミュニケーション研修で学ぶこと
コミュニケーションをスムーズにするためには、意識の改革だけでは無理です。同時にスキルを獲得する必要があります。
コミュニケーションをスムーズにするには、声のトーンを変化できる、話し方(姿勢や顔)、文章の変換、聞いたことをもとに質問を組み立てると行ったスキルを身につけていきます。
研修のグループの作り方
コミュニケーションに不安を感じる人の最大の問題は、初めての人と話すときに緊張してうまく話せないことです。この不安が消えることは、会社にとってもメリットです。
初めての人とのコミュニケーションをトレーニングするために、できるだけ初対面の人同士でグループを作る方がコミュニケーショントレーニングができます。しかし大企業の場合は可能ですが、小さな企業の場合は知らない人はいない状態かもしれません。
その場合は同業者などで研修グループを作って対応してみましょう。
研修で利用できるゲーム
簡単なコミュニケーショントレーニングで利用されるゲームを紹介します。ゲームによって適切な人数は異なりますが、あまり大人数にならないようにしましょう。4〜7人程度のグループが理想的です。
自己紹介ゲーム
一人が自己紹介をします。他の人は自己紹介を聞いた後で、一人ずつ質問をします。聞いて→訊くトレーニングと自己紹介で話す練習です。
出身地などで必ずポジティブなことを一つ以上付け加えることをルールにします。特別な地域ではなくても何かしら自慢できることはあるでしょう。
グッドニュースの報告
24時間以内に起きた良いニュースを発表します。どんなに些細なことでもOKです。ルールは、話し終わったときにみんなで一緒に拍手をすること。とても単純なゲームですが、気持ちがほぐれます。
共通点を見つけるゲーム
二人ずつ組みになって、話しながら共通点を見つけます。時間を制限し、その間に共通点をいくつ見つかったかを報告します。
組んでいる人を変更しながらできるゲームです。
質問ゲーム
回答者一人に対して、残りのメンバーが質問をします。すぐに応えられるような、また気持ちをポジティブにするような質問をすることがルールです。
質問の答えを聞いて、答えをさらに深堀できるような質問をします。こちらも訊くと聴くのトレーニングと相手の話を引き出す質問づくりのトレーニングです。
協力して何かをするゲーム
例えば『ドミノ倒し』のような単純なゲームを3人くらいのグループに分かれて競います。ゲームでは言葉によるコミュニケーションは多くありませんが、単純作業を一緒にすることでコミュニケーション能力を育てます。
社内研修でコミュニケーション能力を育てよう
コミュニケーション能力のある社員が増えることは会社にとってもメリットです。また自分の言いたいことを言えるようになると、ストレスも少なくなります。またコミュニケーション能力を育てるための研修は、社員同士のつながりも強くしていくこともメリットです。
社内でもできますが、貸し会議室を使うことで少し環境や雰囲気を変えるとさらに効果も出てくるかもしれません。